「ちゃんとケアしているのに髪が乾燥する」そんな悩み、ありませんか?
乾燥の原因は、ドライヤーの使い方、シャンプー選び、紫外線など意外なところに潜んでいます。このページでは、乾燥の仕組みから具体的な対策まで、初心者にも分かりやすく解説していきます。
髪が「乾燥する」原因とは?まずは状態を正しく理解しよう
髪が乾燥するというのは、ただ「水分が足りない」だけではありません。
実は、水分と油分のバランス、そして髪表面を守るキューティクルの状態が複雑に関係しています。
「毎日トリートメントしているのにパサパサ」「オイルを塗ってもすぐ乾燥する」という悩みを抱えている方は、もしかすると乾燥のメカニズムを正しく理解できていないのかもしれません。
ここでは、髪の乾燥とは何かを初心者にも分かりやすく解説していきます。
これらが複合的に作用することで、髪表面のキューティクルが乱れ、水分と油分のバランスが崩れてパサパサの状態になります。
まずは原因の全体像を把握し、自分の髪がなぜ乾燥しているのかを見極めることが、効果的なケアの第一歩です。
乾燥=水分不足だけじゃない!「キューティクル×水分×油分」のバランスが大事
髪の乾燥は、水分・油分・キューティクルの3つの要素が関わり合っています。
髪がしっとりツヤツヤに見えるためには、まず内部に適度な水分が保たれていることが必要です。
でも、それだけでは不十分。髪表面を覆うキューティクル(うろこ状の保護膜)が整っていないと、せっかくの水分がどんどん蒸発してしまいます。
さらに、髪の表面には適度な油分(皮脂や保湿成分)が必要で、これが水分の蒸発を防ぐバリアの役割を果たしているんです。
つまり、乾燥した髪というのは「水分が保持できない状態」であり、その原因は水分不足だけでなく、キューティクルの乱れや油分不足が複合的に関係しています。

だから、「化粧水だけ塗って乳液を塗らない」ようなスキンケアと同じで、髪も水分と油分の両方を整える必要があるんですね。
| 髪の状態 | 見た目・症状 |
|---|---|
| キューティクルが整っている髪 | 内部の水分が保たれ、ツヤがある。手触りもなめらか |
| キューティクルが乱れている髪 | 水分が逃げやすく、パサパサに。広がりやすく絡まりやすい |
| 油分が足りない髪 | バリア機能が弱く、外部刺激で乾燥が進む。ゴワつきやすい |
髪の乾燥対策は「水分を補う」「油分で守る」「キューティクルを整える」の3点セットで考えることが大切ですね。
「乾燥」と「パサつき(症状)」の違い|乾燥は原因、パサつきは現れ方
よく「乾燥」と「パサつき」が同じ意味で使われることがありますが、厳密には少し違います。
乾燥は髪内部の水分・油分バランスが崩れている「状態」そのもの。
一方、パサつきは乾燥が進んだ結果として、髪にツヤがなくなったり、手触りがゴワゴワしたり、広がりやすくなったりする「症状」のことを指します。
つまり、乾燥を放置すると、パサつき、ツヤ不足、広がり、静電気、切れ毛といったトラブルが次々に出てくるということ。根本的に改善するには、表面的な症状だけでなく、乾燥という「原因」にアプローチすることが必要なんです。
具体的に髪の状態と見た目の比較を下の表にまとめました。
| 髪の状態 | 見た目・症状 |
|---|---|
| キューティクルが整っている髪 | 内部の水分が保たれ、ツヤがある。手触りもなめらか |
| キューティクルが乱れている髪 | 水分が逃げやすく、パサパサに。広がりやすく絡まりやすい |
| 油分が足りない髪 | バリア機能が弱く、外部刺激で乾燥が進む。ゴワつきやすい |
パサつきが気になる方は、まず「なぜ髪が乾燥しているのか」という原因を探ることが改善の近道です。症状別の詳しい対策は、「髪のパサつきや広がりの原因は?」のページも参考にしてみてくださいね。
結論|髪の乾燥原因は大きく3つ
髪が乾燥する仕組みは、大きく「奪う」「蒸発させる」「守れない」の3つのパターンに分けられます。
これらが単独で起こることもあれば、複数重なって乾燥が進むこともあります。まずは、あなたの髪がどのタイプに当てはまるかをチェックしてみましょう。
| タイプ | 乾燥の仕組み | こんな人は要注意 |
|---|---|---|
| 「奪う」系 | 洗浄力の強いシャンプーやカラー・パーマで、髪から水分や油分を奪ってしまう | 毎日洗浄力の強いシャンプーを使っている、月1回以上カラーリングしている |
| 「蒸発させる」系 | ドライヤーの熱や紫外線、エアコンの乾燥した空気で、髪の水分を外へ逃がす | 高温のアイロンを毎日使う、紫外線対策をしていない |
| 「守れない」系 | キューティクルの乱れや摩擦、生活習慣の乱れで、髪を守る力が低下している | タオルでゴシゴシ拭く、睡眠不足や栄養不足がち |
自分の乾燥原因がどのタイプか分かったら、この先で具体的な診断をしていきましょう。
【診断】あなたの乾燥タイプはどれ?原因を絞っていこう
髪の乾燥原因は人それぞれ。毎日のケア習慣、使っているアイテム、髪質、生活リズムなど、さまざまな要素が絡み合っています。
だからこそ、やみくもに対策するよりも、まず「自分の乾燥タイプ」を見極めることが大切。
ここでは、4つの乾燥タイプ別に診断ポイントをご紹介します。自分がどのタイプに当てはまるかをチェックして、効率的なケアに繋げていきましょう。
乾燥タイプ診断①「髪内部が乾燥」タイプ
髪内部の水分が不足しているタイプで、パサつき・静電気・ツヤ不足が特徴です。

髪の内部(コルテックス)には、水分を保持するタンパク質や脂質が詰まっています。
カラーやパーマ、日々のダメージの蓄積でこの部分が壊れると、水分を保てなくなり、髪がスカスカの状態に。このタイプは、触ると軽くて乾いた感じがして、ブラッシング時に静電気が起きやすいことがよくあります。
このタイプは、補修系のトリートメントで髪内部に栄養を届け、保湿系のアウトバスで水分を閉じ込めるケアが効果的ですね。
乾燥タイプ診断②「オーバードライ(乾かしすぎ)」タイプ
ドライヤーやアイロンの熱で、必要な水分まで飛ばしてしまっているタイプになります。

ドライヤーを高温・至近距離で長時間使ったり、毎日高温のアイロンを当てたりすると、髪に必要な水分まで蒸発してしまいます。
このタイプは、ケアをしっかりしているのに乾燥が改善しない、朝はしっとりしているのに夕方にはパサつくといった特徴があります。
このタイプは、ドライヤーの使い方(距離・温度・冷風仕上げ)を見直すだけで、驚くほど改善することがあります。
乾燥タイプ診断③「頭皮乾燥」タイプ
髪だけでなく、頭皮の乾燥が原因で髪もパサついているタイプです。

頭皮が乾燥すると、皮脂の分泌バランスが崩れ、髪に必要な油分が届かなくなります。
さらに、頭皮環境が悪化すると、健康な髪が生えにくくなり、全体的にパサつきや細毛の原因にも。頭皮のかゆみ、フケ、つっぱり感がある方は、このタイプの可能性があります。
このタイプは、シャンプーを低刺激のものに変え、頭皮用の保湿ローションやオイルでケアすることが大切です。改善しない場合は、皮膚科への相談も検討しましょう。
乾燥タイプ診断④「生活習慣」タイプ
睡眠不足、栄養バランスの乱れ、ストレスなど、体の内側から髪が乾燥しているタイプです。

髪はタンパク質でできているため、食事から摂る栄養が不足すると、健康な髪が育ちにくくなります。
また、睡眠不足やストレスはホルモンバランスを乱し、頭皮環境の悪化や髪の乾燥に繋がります。外側からどんなにケアしても改善しない場合、生活習慣が原因かもしれません。
このタイプは、バランスの良い食事(タンパク質・鉄分・亜鉛・ビタミン)、十分な睡眠、ストレス軽減を意識することで、髪の状態が内側から改善していきます。
髪が乾燥する原因【環境・外的要因編】
髪の乾燥は、私たちが気づかないうちに「環境」によって引き起こされていることも多いんです。
エアコンの効いた室内、強い紫外線、毎日の摩擦や熱…。これらは日常の一部なので見過ごしがちですが、実は髪にとっては大きなダメージ要因。
ここでは、環境や外的要因による乾燥の仕組みと、今日からできる対策を詳しく見ていきましょう。
エアコン・冬の空気で乾燥するのはなぜ?
冬場の暖房やエアコンは室内の空気を乾燥させ、湿度が30〜40%以下になると、髪の水分も空気中に奪われやすくなります。
パサつきや静電気が気になる方は、室内環境が原因かもしれません。特に、一日中エアコンの効いたオフィスにいる方や、冬場に暖房をつけっぱなしにしている方は要注意です。
朝はまとまっていた髪が、オフィスに着く頃にはパサパサになっている…というのも、実は室内の乾燥が原因なんです。
室内環境の乾燥は意識しづらいですが、ちょっとした工夫で髪の水分を守れます。特に冬場は、肌と同じように髪も「保湿」を意識しましょう。
紫外線で日焼け乾燥が起こる理由
紫外線は髪のタンパク質を壊し、キューティクルを傷つけて乾燥を進めます。
肌が日焼けするのと同じように、髪も紫外線でダメージを受けます。
特にUV-AとUV-Bは、髪内部のタンパク質を変性させ、メラニン色素も分解してしまうため、髪が乾燥するだけでなく、色褪せや赤茶けた印象にも。
さらに、キューティクルが紫外線で傷つくと、内部の水分が逃げやすくなり、乾燥が加速します。
夏の海やプールでは、紫外線に加えて塩分や塩素でダブルダメージを受けやすくなります。
また、春や秋の穏やかな日差しも油断禁物で、紫外線量は意外と多いんです。さらに、分け目がいつも同じだと、その場所だけダメージが集中してしまいます。
紫外線対策は夏だけでなく、一年中必要です。肌と同じように、髪も「日焼け予防」を習慣にしましょう。
摩擦(タオル・枕・ブラシ)が乾燥を進める仕組み
毎日の何気ない摩擦が、キューティクルを傷つけて乾燥を加速させています。
髪表面を覆うキューティクルは、うろこ状に重なった薄い層でできています。
タオルでゴシゴシ拭く、枕との擦れ、乱暴なブラッシングなどの摩擦で、このキューティクルが剥がれたり乱れたりすると、内部の水分が逃げやすくなります。
特に濡れた髪はキューティクルが開いてデリケートな状態なので、摩擦ダメージを受けやすいんです。
| 摩擦が起こる場面 | 髪へのダメージ | 改善のコツ |
|---|---|---|
| タオルドライ | ゴシゴシこすると、キューティクルが剥がれる | タオルで髪を挟んで「ポンポン」と優しく水分を吸い取る。吸水性の高いタオルを使う |
| 就寝時の枕との擦れ | 寝返りで髪が擦れ、キューティクルが乱れる | シルクやサテン素材の枕カバーに変える、髪を軽く編んで寝る |
| ブラッシング | 無理に引っ張ると、キューティクルが傷つく | 毛先から少しずつほぐし、最後に根元から通す。静電気防止ブラシを使う |
摩擦対策は特別なアイテムがなくても、「優しく扱う」意識だけで始められます。髪をいたわる気持ちが、乾燥予防の第一歩です。
熱(ドライヤー・アイロン)+オーバードライで乾燥が加速する
ドライヤーやアイロンの熱は便利ですが、使い方を間違えると必要な水分まで奪ってしまいます。
髪は熱に弱く、高温で長時間さらされると内部のタンパク質が変性し、水分保持力が低下します。
特に「オーバードライ(乾かしすぎ)」は、髪に必要な水分まで蒸発させてしまう大きな原因。
ドライヤーを至近距離で当てたり、完全に乾ききるまで温風を当て続けたり、毎日高温のアイロンを使ったりすると、乾燥がどんどん進んでしまいます。
私も効果的に感じた2つのコツ「8割温風→冷風で仕上げ」「アイロンは140〜160℃」を守るだけで、熱による乾燥を大きく減らせます。ちょっとした工夫で、髪は応えてくれますよ。
髪が乾燥する原因【洗髪・薬剤要因編】
髪の乾燥は、実は「洗いすぎ」が原因になっていることも多いんです。
清潔にしたいという気持ちから、洗浄力の強いシャンプーで念入りに洗ったり、1日に何度も洗ったりすると、髪に必要な油分まで奪ってしまいます。
また、カラーやパーマなどの薬剤も、髪内部の構造を変えるため乾燥を招きやすい要因に。ここでは、洗髪と薬剤による乾燥のメカニズムと、正しい対策を詳しく見ていきましょう。
洗浄力が強い・洗いすぎで「守る膜(油分)」が足りなくなる
洗浄力の強いシャンプーや洗いすぎは、髪と頭皮に必要な油分まで洗い流してしまい、乾燥を招きます。
髪や頭皮には、適度な皮脂(油分)が必要です。
この皮脂は天然の保護膜として、髪の水分蒸発を防ぎ、外部刺激から守る役割を果たしています。
ところが、市販の多くのシャンプーに含まれる「高級アルコール系」洗浄成分は、泡立ちが良く洗い上がりがスッキリする反面、洗浄力が強すぎて必要な油分まで根こそぎ奪ってしまうことも。
特に乾燥毛の方や、カラー・パーマをしている方には刺激が強すぎる場合があります。
| 洗浄成分のタイプ | 特徴 | 向いている人・注意点 |
|---|---|---|
| 高級アルコール系 (ラウレス硫酸Na、ラウリル硫酸Naなど) | 洗浄力が強く、泡立ちが良い。さっぱりした洗い上がり | ・頭皮が脂っぽい人向き ・乾燥毛には刺激が強すぎることも |
| アミノ酸系 (ココイル〜、ラウロイル〜など) | マイルドな洗浄力で、潤いを残しながら洗える | ・乾燥毛、ダメージ毛、カラー・パーマをしている人向き ・脂性肌の人はベタつくことも |
乾燥毛の方は、まずシャンプーの洗浄成分と洗髪回数を見直してみましょう。
お湯の温度・すすぎ不足で乾燥が悪化することも
熱いお湯での洗髪やすすぎ不足は、乾燥やトラブルの意外な原因になります。
シャンプーの種類だけでなく、お湯の温度や洗い方も乾燥に大きく影響します。
40℃以上の熱いお湯は、必要な皮脂まで溶かして洗い流してしまうため、髪と頭皮が乾燥しやすくなります。
また、すすぎが不十分だと、シャンプーやトリートメントの成分が髪や頭皮に残り、かゆみやベタつき、乾燥の原因に。「しっかり洗ったつもり」でも、実はすすぎが甘いことは意外と多いんです。
例えば、適切なお湯の温度は38℃前後がベストで汚れもしっかりと落とせます。熱いお湯が好きだという人は、シャンプーの時だけ温度を下げるなど工夫すれば問題ありません。
ただし、念入りにしようと思ってゴシゴシ洗うのはNG。指の腹で優しくマッサージするように洗うのが基本です。爪を立てたり、強くこすったりすると、頭皮と髪が傷つくので注意しましょう。
お湯の温度を38℃前後に調整し、丁寧な予洗いとすすぎを習慣にするだけで、乾燥やトラブルを大きく減らせますよ。
カラー・パーマは乾燥の原因になりやすい
カラーリングやパーマは、薬剤で髪のキューティクルを開き、内部に浸透させて髪の構造を変化させます。
この過程で、髪内部のタンパク質や脂質が流出しやすくなり、水分を保持する力が低下。さらに、施術後はキューティクルが開いたままになりやすく、外部刺激を受けやすい無防備な状態になります。
特にブリーチやハイトーンカラー、縮毛矯正などは、ダメージが深刻化しやすいので要注意です。
| 施術の種類 | 髪への影響 | 乾燥対策 |
|---|---|---|
| ヘアカラー | キューティクルを開き、内部のメラニンを脱色。タンパク質も流出しやすい | ・カラー後は補修系トリートメントで集中ケア ・施術頻度を2〜3ヶ月に1回程度に |
| ブリーチ・ハイトーン | 最もダメージが大きい。内部がスカスカになり、乾燥・切れ毛の原因に | ・サロンでの定期的な補修ケア必須 ・毎日の保湿ケアを徹底 |
| パーマ・縮毛矯正 | 髪の結合を切断・再結合させるため、内部構造が変わる | ・施術後1週間は集中ケア期間 ・乾燥が気になる場合は施術頻度を見直す |
カラーやパーマをしている方は、普段よりも丁寧な保湿・補修ケアが必要です。施術後の集中ケアと、日常的なダメージ予防を心がけましょう。
水道水の残留塩素が乾燥に影響するケース
水道水に含まれる残留塩素が、髪のタンパク質を酸化させて乾燥の一因になることがあります。
水道水には、殺菌のために塩素が含まれています。この塩素は、髪のタンパク質を酸化させ、キューティクルを傷つける性質があります。
特に、カラーやパーマをしている髪、もともと乾燥しやすい髪は、塩素の影響を受けやすく、乾燥が進みやすくなります。プールの塩素ほど濃度は高くありませんが、毎日のシャンプーやすすぎで少しずつダメージが蓄積することも。
水道水の塩素は見落としがちな原因ですが、気になる方は塩素除去シャワーヘッドを試してみる価値ありです。特にカラー・パーマをしている方には効果を感じやすいですよ。
乾燥を防ぐケアは「3原則」でOK
髪の乾燥対策って、あれこれやらなきゃいけないと思うと大変ですよね。
でも実は、シンプルに「奪わない・補う・守る」の3つの原則を押さえるだけで、乾燥はぐっと改善できるんです。高価なアイテムをたくさん揃える必要はありません。
まずは今の習慣を見直して、この3つのポイントを意識してみましょう。順番に詳しく見ていきますね。
原則①奪わない乾燥毛のシャンプーは「やさしく洗う」が最優先
乾燥している髪の毛の方は、まず「髪から水分や油分を奪わない」ことが何より大切。やさしく洗うシャンプー選びと洗い方が、乾燥対策の基本です。
どんなに高級なトリートメントを使っても、毎日のシャンプーで必要な油分まで洗い流していたら意味がありません。
乾燥毛の方にとって、シャンプーは「汚れを落とすもの」というより「必要な潤いを残しながら洗うもの」と考えるのがポイント。
洗浄力の強いシャンプーは、スッキリした洗い上がりが気持ちいいのですが、実は髪にとっては刺激が強すぎることも多いんです。
日ごろ使ってるシャンプーの洗浄力が気になる人は、アミノ酸シャンプーを検討するのが良いかもしれません。
アミノ酸系シャンプーは髪の毛や頭皮に優しい反面、皮脂が多い方や整髪料を使う方には洗浄力が物足りないことがあり、ベタつくと感じる人も。
そんな時は、シャンプーを2回に分けて洗ったり、週に1〜2回だけ洗浄力がやや強めのシャンプーと併用するのもおすすめです。
乾燥対策の第一歩は「奪わないシャンプー」選び。洗いすぎ対策の具体的な選択肢として23種類のアミノ酸を配合した人気のシャンプー「クレオズシャンプーの口コミは悪い?効果や使用感などの評判を徹底調査」も参考にしてみてくださいね。
原則②補うトリートメントは「中間〜毛先」「放置3〜5分」など最低限
トリートメントは、髪内部に栄養を「補う」ステップ。基本の手順を守るだけで、効果が大きく変わります。
トリートメントは、髪内部に浸透して水分やタンパク質を補給してくれるアイテムです。でも、付け方や放置時間を間違えると、せっかくの成分が流れ出てしまったり、逆にベタついたりすることも。
特に乾燥毛の方は、「どこに・どのくらい・どう付けるか」を意識するだけで、仕上がりが変わってきますよ。
トリートメントの詳しい手順やコツは、「トリートメントしても髪がパサパサ…原因と今すぐ改善できる正しいケア方法を解説」でさらに深掘りしていますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
原則③守る乾かし方とアウトバスで「乾燥を固定しない」
せっかく補った潤いも、ドライヤーの熱や外部刺激で逃げてしまったら意味がありません。「守る」ケアで、潤いを閉じ込めましょう。
髪の乾燥対策で意外と見落としがちなのが、「せっかく補った水分や油分を守る」という視点です。
ドライヤーの熱、紫外線、摩擦、乾燥した空気…。これらから髪を守るためには、アウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)と正しい乾かし方が欠かせません。
ドライヤーの正しい使い方については前述の「熱(ドライヤー・アイロン)+オーバードライで乾燥が加速する」で詳しく解説していますので、そちらもチェックしてみてくださいね。
ここでは、アウトバストリートメントの選び方と使い方を中心に見ていきます。
| タイプ | 主な役割 | 向いている人 |
|---|---|---|
| ミルク | 保湿・補修成分が豊富。髪内部に潤いを届ける | ・乾燥毛 ・ダメージ毛 ・しっとりまとまる仕上がりが好きな人 |
| オイル | 髪表面をコーティングして、水分の蒸発を防ぐ | ・ツヤ出し、熱や摩擦から髪を守りたい人 ・ミルクの後に使うとより効果的 |
| ミスト・エッセンス | 軽い使用感で、サラッと仕上がる | ・細毛・猫っ毛で重くなりたくない人 ・日中の保湿に |
使うタイミングで使い分けると、より効果が期待できますよ!
「補う」だけでなく「守る」ケアまでセットで行うことで、髪の潤いが長持ちします。
【早見表】乾燥タイプ別おすすめ組み合わせ
あなたの乾燥タイプに合わせて、ケアの組み合わせを選ぶと効率的です。
「奪わない・補う・守る」の3原則は共通ですが、乾燥のタイプによって優先すべきケアが少し変わります。
例えば、内部乾燥タイプは「補う」ケアを重視し、オーバードライタイプは「守る」ケアを重視する、といった具合です。自分のタイプに合った組み合わせを見つけることで、無駄なく効率的にケアできますよ。
| 乾燥タイプ | 優先すべきケア | おすすめの組み合わせ |
|---|---|---|
| 内部乾燥タイプ | 「補う」を重視 | アミノ酸系シャンプー+補修系トリートメント+ミルク(保湿)+オイル(仕上げ) |
| オーバードライタイプ | 「守る」を重視 | ドライヤーの使い方見直し(8割温風→冷風)+熱から守るミルク+軽めのオイル |
| 頭皮乾燥タイプ | 頭皮ケア優先 | 低刺激シャンプー+頭皮用保湿ローション+毛先にはミルク・オイル |
| 生活習慣タイプ | 内側から改善 | 食事・睡眠の見直し+基本の3原則ケア |
まずは自分の乾燥タイプを診断して、優先すべきケアから始めてみましょう。全部を一度に変えようとせず、1つずつ丁寧に取り組むことが、長く続けるコツです。
それでも髪の乾燥が止まらない人の見直しチェック
「ちゃんとケアしているのに、なぜか乾燥が改善しない…」そんな風に感じている方も多いのではないでしょうか。実は、ケアをしているつもりでも、やり方が間違っていたり、逆効果になっていることもあるんです。
ここでは、よくあるNG例と、改善しない時の相談目安について見ていきます。当てはまるものがないか、チェックしてみてくださいね。
やりがちNG①オイルだけで終わらせている
ヘアオイルは「守る」アイテム。「補う」ケアをせずにオイルだけ塗っても、根本的な乾燥は改善しません。
「髪が乾燥するからオイルをたっぷり塗っている」という方、実は多いんです。
でも、オイルの役割は髪表面をコーティングして水分の蒸発を防ぐこと。髪内部に水分や栄養を届けるわけではありません。
つまり、髪の中が乾燥したままオイルでフタをしてもパサつきは改善されず、表面だけがテカテカして見えることも。これでは「誤魔化し」になってしまいます。
オイルは、あくまで仕上げのステップ。まずは髪内部を潤すケアから始めましょう。
乾燥が気になる方は、オイルだけでなく、ミルクや補修系トリートメントも併用してみてください。内側から潤いが満ちると、手触りが全然変わりますよ。
やりがちNG②ケアの「重ねすぎ・付けすぎ」で逆に乾燥っぽく見える
ヘアケア用品を重ねすぎたり、付けすぎると、ベタつきやゴワつきで逆に乾燥っぽく見えることがあります。
「乾燥するからたくさんケアしなきゃ」と思って、トリートメントもオイルもミルクも全部たっぷり…。
その気持ちはよく分かりますが、実は付けすぎると髪に成分が残りすぎて、ベタベタしたりゴワゴワしたりすることがあるんです。その結果、「なんだかまとまらない」「かえってパサついて見える」という状態に。
もし付けすぎた場合は、一度軽くシャンプーして洗い流し、適量から試し直してみましょう。
ケアは「量」より「質」。適量を守って、髪に必要なケアを丁寧にすることが大切です。
改善しないときの相談する目安
セルフケアで改善しない場合や、髪・頭皮にトラブルが出ている場合は、専門家に相談することも大切です。
髪の乾燥の中には、セルフケアだけでは改善が難しいケースもあります。
特に、頭皮トラブルを伴う乾燥や、内部ダメージが深刻な場合は、プロの力を借りることで早く改善できることも。無理に自己流で続けるより、適切なタイミングで相談することが、髪を守ることに繋がります。
相談の結果、サロンでの集中トリートメントや、髪質に合わせたカット・ケア方法の提案を受けられます。
頭皮の乾燥は皮膚トラブルの可能性もあるため、早めに専門医に診てもらいましょう。
セルフケアは大切ですが、限界を感じたら無理せず相談を。プロの視点で原因が分かれば、効率的に改善できますよ。
よくある質問
髪の乾燥について、よく寄せられる質問をまとめました。「こういう時どうすればいいの?」という疑問に答えていきますので、気になる項目をチェックしてみてくださいね。
毎日トリートメントしてるのに乾燥するのはなぜ?
トリートメントをしていても乾燥する場合、手順が間違っているか、他の原因(熱・摩擦・洗いすぎなど)で乾燥が進んでいる可能性があります。
トリートメントは髪に栄養を補給する大切なステップですが、それだけで乾燥が完全に防げるわけではありません。例えば、トリートメントの付け方が間違っていたり(根元から付けすぎ、放置時間が短いなど)、毎日高温のドライヤーやアイロンを使っていたり、洗浄力の強いシャンプーで洗いすぎていたりすると、せっかくのトリートメント効果が打ち消されてしまうんです。
トリートメントだけでなく、「奪わない・補う・守る」の3原則をトータルで見直してみましょう。詳しくは[「トリートメントしてもパサパサ」記事]も参考にしてみてくださいね。
自然乾燥はダメですか?
自然乾燥は、実は髪と頭皮にとってあまり良くありません。面倒でも、ドライヤーで乾かす習慣をつけるのがおすすめです。
濡れた髪はキューティクルが開いてデリケートな状態。この状態で長時間放置すると、摩擦に弱くなり、髪が傷みやすくなります。また、頭皮が濡れたままだと雑菌が繁殖しやすくなり、かゆみやニオイ、フケの原因にもなります。さらに、自然乾燥だとキューティクルが開いたまま固まってしまうため、パサつきやツヤ不足の原因にもなるんです。
ドライヤーは髪を守るための大切なステップ。ちょっとした工夫で時短できるので、ぜひ習慣にしてみてくださいね。
冬だけ乾燥するのはなぜ?
冬は空気が乾燥しやすく、暖房やエアコンでさらに湿度が下がるため、髪も乾燥しやすくなります。
冬場は外気の湿度が低い上に、室内では暖房やエアコンを使うことで、さらに空気が乾燥します。湿度が30〜40%以下になると、髪の水分が空気中に奪われやすくなり、パサつきや静電気が起きやすくなるんです。
また、冬は紫外線が少ないと思いがちですが、実は乾燥によるダメージが蓄積しやすい季節でもあります。
冬は肌と同じように、髪も「保湿強化期間」。いつものケアにプラスαの保湿を意識してみてくださいね。
頭皮の乾燥と髪の乾燥、ケアは同じでいい?
頭皮と髪では乾燥の原因やケア方法が少し違うので、それぞれに合ったケアをすることが大切です。
頭皮は皮膚の一部なので、肌と同じように皮脂腺があり、適度な油分を保つ必要があります。一方、髪は死んだ細胞でできているため、自己修復ができず、外側からのケアが欠かせません。
頭皮が乾燥すると、かゆみやフケ、赤みなどのトラブルが起きやすく、髪が乾燥すると、パサつきやツヤ不足、広がりなどの見た目の問題に繋がります。
頭皮と髪、それぞれに適したケアをすることで、健康な髪が育ちやすくなります。頭皮トラブルがある場合は、皮膚科への相談も検討してみてくださいね。
まとめ
髪の乾燥原因は、環境(エアコンや紫外線)、熱(ドライヤー・アイロン)、摩擦、洗いすぎ、カラーやパーマ、生活習慣など、さまざまな要因が複雑に絡み合っています。で
も、すべてを一度に改善しようとする必要はありません。まずは自分の乾燥タイプを診断して、原因を1〜2個に絞り、「奪わない・補う・守る」の3原則でケアを見直すことが、効率的な改善への近道です。
髪の乾燥は、毎日の小さな積み重ねで改善できます。焦らず、できることから一つずつ試してみてくださいね。きっと、あなたの髪も応えてくれますよ。
