キレイに装飾されたおしゃれなブログを見ると、どんな高機能なWordPressテーマを使っているか気になったりしますよね?
でも、初めてテーマを選ぶときはシンプルなWordPressテーマを選んだ方がおすすめです。
機能が多すぎるテーマは使いこなせない場合があり、初心者にはあまりおすすめしません。
そこで、この記事ではシンプルなWordPressテーマをおすすめする理由を解説しながら、有料テーマと無料テーマを合わせて紹介します。
シンプルなWordPressテーマをおすすめする理由4つ
多様なテーマの中でシンプルなWordPressテーマをおすすめするのには、次の4つの理由があるからです。
- 読みやすいシンプルな1カラムサイトができる
- 写真やイラストなど画像が映える
- 初心者でも使いやすい
- カスタマイズしやすい
それぞれの理由について、もっと詳しく解説します。
1.読みやすいシンプルな1カラムサイトができる
シンプルなWordPressテーマは余計な機能やムダな装飾を省いたテーマがほとんどで、シンプルを追求した1カラムサイトの作成が簡単です。
なので、ユーザーが記事を集中して読みやすいや、スマホとPC表示の差がないレスポンシブに対応しやすいなどメリットがあります。
装飾されたブログは運営者目線では一見ユーザーにとって良さそうと感じますが、意外と見づらいと感じているWEBサイトもよくあります。
白基調のシンプルなデザインほどコンテンツの邪魔をしづらく、逆に洗練されたWEBサイトと感じるユーザーも多いです。
2.写真やイラストなど画像が映える
シンプルなWordPressテーマほど写真やイラストなどが映えるサイトに合うと断言します。
おしゃれに装飾されたデザインのサイトに画像をいっぱい掲載すれば、よりユーザーが喜んでくれると思い込んでいませんか?
カラフルなデザインのテーマは画像の魅力を半減させてしまうばかりか、コンテンツそのものを目立たなくさせる可能性があります。
例えば、料理やスイーツなどのグルメサイトや商品の魅力を伝えたいショップ系サイトなど、写真を多用する場合はシンプルなテーマが良いですね。
3.初心者でも使いやすい
シンプルなWordPressテーマほど機能もシンプルなので、初心者でも扱いやすいテーマが多いです。
機能が多いとWordPressの操作するだけで四苦八苦してしまい、記事を書くのが進まないなんてこともよくあります。
使いやすいテーマほど記事の執筆作業に専念できるメリットがより良い記事に仕上げ、結果的に訪問者にとって読みやすい記事と感じてもらえます。
高機能でも記事が書きにくいテーマよりも、シンプルで記事が書きやすいテーマの方がおすすめです。
4.カスタマイズしやすい
シンプルなWordPressテーマはカスタマイズしづらそうと思いがちですが、シンプルなデザインほど少しのカスタマイズでも見た目がガラッと変わります。
あらかじめデザイン性の高いテーマは、見出しを変えただけでは雰囲気は変わりづらく、逆にデザインのバランスを壊してしまう可能性があります。
シンプルで無垢なデザインはカスタマイズの自由度が非常に高いため、「POPで可愛い」「カッコいい」など色々なジャンルに合わせやすいです。
シンプルなテーマを自分好みにカスタマイズするのが楽しいですよ!
シンプルなWordPressテーマを利用する際の注意点3つ
「Simple is Best!」と言われますが、シンプルなWordPressテーマを利用するなら次の3つの注意点があることを覚えておきましょう。
- SEO対策が弱い
- 海外製が多い
- おしゃれなデザインにするには知識が必要
上の注意点は特に無料テーマに言えることが多いので、それぞれの注意点を詳しく解説します。
SEO対策が弱い
SNSの普及によって運営するブログのテーマでも違いますが、訪問してくるユーザーのほとんどが検索流入からです。
なので、上位表示しやすくするためのSEO対策は非常に重要ですが、シンプルなWordPressテーマはSEO対策が弱いケースがあります。
無料テーマは頻繁にアップデートされない場合が多いので、最新のSEO対策に対応してないのも理由です。
「サイト表示速度が遅い」「構造化データが不十分」などは気をつけて見ておくべき点です。
海外製が多い
シンプルなテーマでお洒落さを求めてしまうと、無料のWordPressテーマでは海外製が多くなってしまいます。
有料テーマでも、海外製は日本製と比較すると安価で高機能なものが多く魅力的です。
しかし、日本語未対応なので文字がキレイに表示されないなどデメリットがあり、初心者には難しいWordPressテーマと言えます。
当サイトで紹介する無料のWordPressテーマのほとんどが日本語対応で、シンプルでもデザイン性の高いテーマなので参考にしてください。
おしゃれなデザインにするには知識が必要
WordPressテーマのデフォルトデザインのまま使い続ける方はかなり少ないです。
特に無料テーマはシンプルなのでブログの独自性はかなり低く、同じテーマを使っている他のブログとデザインが被ってしまう場合があります。
見出しやテーブル(表)などのデザインや色は少しでもカスタマイズした方が良いですね。
カスタマイズのためにもHTML/CSSの知識が多少必要になってしまいます。
ただ、カスタマイズ知識がない人でもWordPress管理画面にあるカスタマイザーを利用すれば、色の変更などは簡単にできます。
無料テーマでも標準機能としてカスタマイザーがありますが、有料テーマになれば高機能なカスタマイザーやウィジェットの数が多いなどメリットがあります。
シンプルなWordPressテーマを選ぶときは、カスタマイズのしやすさも注意して選びたいですね。
【無料】日本語対応のシンプルなWordPressテーマ7選
- Cocoon
- Xeory
- Luxeritas
- Lightning
- Write
- Habakari
- Portfolio
まずは、初心者でも導入しやすい無料でシンプルなWordPressテーマを7つ紹介していきます。
1.Cocoon
※出典元:Cocoon公式サイト
- 有料テーマに負けない高い機能性
- 独自ブロックや装飾パーツが豊富
- 着せ替え機能「スキン」でデザインが早変わり
ブロガー・アフィリエイターが誰でも知っているWordPressテーマと言えばCocoon(コクーン)でしょう。
これほど有名な理由には有料テーマに匹敵するほどの高機能で、SEOに良いとされる内部対策や高速化が実装されています。
Cocoon(コクーン)とは
[cc id=12]白いテーマが一番読みやすいからとも語られています![cc id=653]
あと、シンプルな中にも文章を彩る装飾パーツが豊富で、文字を際立だせることも簡単にできます。
シンプルなWordPressテーマで迷っているなら、まずは無料でダウンロードできるCocoonを選んで間違いありません。
2.Xeory
※出典元:Xeory公式サイト
- SEOに強い無料テーマ
- ブログ型とサイト型の2テーマがある
- シンプルなデザイン
Webメディア会社として有名なバズ部が制作したWordPressテーマが
これまでのコンテンツマーケティングノウハウをすべて詰め込んだSEOに強いテーマで、内部構造が最適化されているのでコンテンツ制作に集中できます。
また、取り扱うジャンルに合わせやすいように、2つのテーマが用意されています。
- Xeory Base:ブログ型
- Xeory Extension:サイト型
2つのテーマのトップページに大きな違いがあり、Xeory Baseは記事一覧が表示される一般的なブログ型で、Xeory Extensionは1カラムで重要な情報を並べるサイト型になっています。
Xeoryはアフィリエイトでよく利用するCTA(コール・トゥ・アクション)やLP(ランディングページ)が簡単に作成できます。
ブログの収益化を考えているならXeoryはおすすめな無料テーマですね。
ただし、シンプル過ぎるデザインなので、カスタマイズするためにCSS知識は多少必要と思っておきましょう。
3.Luxeritas
※出典元:Luxeritas公式サイト
- サイト表示スピードの速さがトップクラス
- 内部対策が最適化されている
- カスタマイズ性が高い
サイトの読込速度はSEO対策の中でも重要な項目ですが、
他にも構造化データや内部構造が最適化されているので、無料テーマですが有料テーマ並みのSEO対策が施されています。
SEOに強い無料テーマを探している人にとって、Luxeritasはかなり魅力的なWordPressテーマだと思います。
ただ1つだけ懸念点として、ページ最下部にLuxeritas Themeと提供元が表示されます。
有料プラグインを購入すれば提供元を削除できますが、完全な無料テーマとは言えないかもしれません。
4.Lightning
※出典元:Lightning公式サイト
- とてもシンプルなデザイン
- 無料の専用プラグインで機能を拡張できる
- 独自ブロックを追加できるプラグイン「VK Blocks」
機能自体もシンプルになっていますが、Lightningを高機能なテーマに変身できる無料の専用プラグイン「VK All in One Expansion Unit(ExUnit)」の導入が推奨されています。
ExUnitの機能には、企業サイト向け合う「問い合わせ先表示」「CTA」やイベントやお知らせを投稿できる「カスタム投稿の作成」などの他に、個人ブログ向けの機能も備わっているのが良いですね。
ただし、WordPressテーマの中でもSEO対策機能が少ないのでSEOに弱いと言えます。
上位表示を目的としないシンプルな企業サイトを運営するならLightningが良いかもしれません。
5.Write
※出典元:Writeデモサイト
- シンプルを極めたデザイン
- 初心者でも分かる基本的な機能のみ
「記事を書く人のため」「文章を際立だせるため」装飾を最小限に抑えたミニマルなWordPressテーマが
デザインをカスタマイズする必要が無いほどシンプルなのが特徴です。
記事を書くことに専念できるほか、訪問者も目移りしてテキストが見づらくなってしまう心配もないので、テキストをゆっくり読んでもらえます。
レスポンシブ対応デザインであり、カスタマイザーにも対応しているので色の変更など簡単に行えます。
もっとカスタマイズする項目を増やしたいと思ったなら、4,900円の有料版Write Proを購入すれば大丈夫です。
6.Arkhe
※出典元:Arkhe公式サイト
- 最低限のデザインでシンプル
- カスタマイズ性が高い
- 高機能な有料プラグインで拡張できる
人気がうなぎ上りの有料テーマSWELLの製作者「了さん」が、無料テーマとして開発したのが
ムダな装飾がないのでCSSでカスタマイズしやすいメリットがあり、WEB制作者向けの専用マニュアルも用意されています。
ただ、中級者以上向けのWordPressテーマと言えるので、初心者が利用するには有料テーマSWELLを購入した方がおすすめです。
なぜなら、Arkheを本領発揮させるためのプラグインは有料で、サブスク型で3回更新すればSWELLより高額になってしまいます。
サブスク型には買い切り型にはないプラグインも含まれているので、悩みどころですね。
7.Portfolio
- 写真映えするシンプルデザイン
- 他のサイトと被りにくい
無料テーマ最後は日本語未対応の海外製ですが、ポートフォリオサイトを運営したい人に最適なテーマのPortfolioです。
白ベースのシンプルなデザインで、画像やイラストをタイル状に並べるトップページは写真映えするため読者の目を惹きます。
個別ページも1カラム構成で大きな画像が表示され、他のサイトと差別化できる特徴があります。
ただし、どうしても海外製のため英語が苦手な人は扱いにくいテーマであると言えます。
【有料】シンプルなWordPressテーマ6選
- SWELL
- SANGO
- THE SONIC
- SWALLOW
- 賢威
- JIN
次は、費用が発生してしまいますがシンプルで完成度が高い有料のWordPressテーマを紹介します。
1.SWELL
※出典元:SWELL公式サイト
- シンプルであり多機能でもある
- ブロックエディタ完全対応
- 機能性を向上するアップデートが頻繁に行われる
しかも直感的な操作ができるブロックエディタに完全対応しているので、独自ブロックの追加が簡単で記事が書きやすい設計になっています。
「機能が多いとSEO対策が疎かでは?」と思うかもしれませんが、サイト高速化を専門とする「スキルシェアさん」とも顧問契約されているのでSEO対策もバッチリです。
新たな構造化データへの対応など細かなアップデートが繰り返し行われているので、最新のSEO対策にも対応できます。
シンプルなのに多機能なWordPressテーマを探しているなら、SWELLを選んでおけば間違いありません。
2.SANGO
※出典元:SANGO公式サイト
- マテリアルデザインで一味違ったシンプルさ
- 記事の装飾機能が豊富でカワイイ
- 内部SEO対策済み
Google推奨のマテリアルデザインを採用しているのがSANGOで、WEBメディア「サルワカ」を運営されている方が制作しました。
初めて訪問したユーザーでも直感的な操作が可能で、アニメーションと装飾機能が豊富なので心地良いサイトに仕上がります。
独自性の高いシンプルなデザインですが、内部のSEO対策も十分なのでコンテンツ制作に集中できます。
しかも独自ブロックが数多くある用意されているので、サイト制作者の操作性も高いです。
3.THE SONIC
※出典元:THE SONIC公式サイト
- サイト表示スピードがとにかく速い
- ブロックエディタ完全対応
- 初期費用が低いサブスク型
シンプルなデザインの中に可愛らしさがある有料テーマが
デザインの種類は100種類以上あり、1クリックで変更できるのでカスタマイズに時間をかけたくない人におすすめです。
アフィリエイターやプラグイン開発者などの専門家5人で制作されており、有料テーマの中でもサイト表示スピードがトップクラスに速いと評判です。
最新エディタGutenbergをベースに開発されたので、オリジナルブロックがあらかじめ11種類も用意されています。
しかも有料テーマは1万円~2万円の値段が一般的ですが、THE SONICは月額1,078円、年払いにすれば1ヶ月あたり715円と価格が安いので初心者でも導入しやすいです。
4.SWALLOW
※出典元:SWALLOW公式サイト
- 機能美・シンプルデザインを追求
- モバイルファースト設計
- 値段が安い
WordPressテーマのSTORK19を販売している「OPENCAGE」が、プロブロガー八木仁平さん監修のもと開発されたのが
ムダな機能やデザインを極力取り除いたシンプルなデザインですが、その中でもお洒落さを残しているのが人気の理由になっています。
スマホ表示を最優先にしたモバイルファーストは、現在のWEB利用者の状況にマッチしているのも嬉しいですね。
あと、アフィリエイトでよく利用される広告管理機能やCTAの表示、LPの作成なども標準機能として揃っているので安心です。
ただ、1ライセンスで1サイトへの利用しか認められていないのが残念であり、ブロックエディタには未対応で利便性は低いと感じるかもしれません。
5.賢威
※出典元:賢威公式サイト
- SEOに強い
- 幅広いジャンルに合うデザイン
- 機能性は非常に高い
WEB業界で有名な松尾茂起さんが代表のWEBマーケティング会社ウェブライダーが制作したWordPressテーマが
松尾さんがこれまでに制作した数多くのサイトを上位表示させてきたSEOノウハウを注ぎ込んでいるので、賢威はSEOに強いと言われています。
当ブログも賢威で制作していますが、シンプルなフラットデザインなので文章も見やすいのが特徴です。
さらにアフィリエイト機能は初心者から上級者も満足できる完全プロ仕様なので、ブログの収益化に最適化されています。
他のWordPressテーマより値段は27,280円と高いですが、会員限定のSEOマニュアルやサポートフォーラムもあるのでサービスはかなり充実しています。
愛用者である私が賢威の評判について解説した記事がありますので、気になる方は参考にしてください。
[keni-linkcard url="https://cyan-blog.com/keni-review/"]
6.JIN
※出典元:JIN公式サイト
- どこか可愛らしさがあるデザイン
- 書きやすさと収益化が両立している
- 更新頻度が早い
有料テーマ最後に紹介するのが、超有名なアフィリエイター「ひつじさん」が制作したWordPressテーマの
私の印象として可愛らしいPOPで優しいデザインが特徴で、女性ブロガーに非常に人気のなると感じます。
しかも装飾機能が豊富で記事を書く時のストレスも感じにくく、訪問者にとっても読みやすい記事と感じやすいです。
もちろん収益化機能も万全で、CVボタン10種類や商品ランキング機能、CTAエリア作成などガチガチに稼ぎやすいテーマでもあります。
シンプルなWordPressテーマのまとめ
シンプルなWordPressテーマは、周りのデザインより文章や画像などを目立たせやすい特徴があると分かっていただけましたか?
無料テーマに限らず有料テーマもシンプルなデザインが多いです。
初心者がシンプルなWordPressテーマを選ぶとき、私は無料テーマではなく有料テーマをおすすめします。
上位表示させやすいSEO対策が十分で、カスタマイズできる機能が初めから揃っているので、満足いくブログに仕上がりやすいです。
ただし、シンプルな有料テーマでも費用は1万円前後するので、後は予算との相談次第で決めると良いでしょう。
シンプル以外にもおすすめのWordPressテーマは数多くあるので、そちらもぜひ参考にしてください。